「ああ、久しぶりにインドカレーが食べたいな・・・」
そんな瞬間、皆さんにもありませんか?
昨日の私はそんな気分でした。
たまに無性にインドカレーが恋しくなるんですよね。
おいしいインドカレー屋さんを探していたら、北インドのカレーを楽しめるお店が近くにあることを知りました。
そのお店の名前は、「ミシュラナ(MISHRANA)」。
地下鉄桜通線と鶴舞線の御器所駅からほど近いとのこと。
それでは、さっそく行ってみたいと思います!
ミシュラナさんはアクセスが便利な場所にあります。
地下鉄 桜通線 御器所駅の7番出口を出てすぐのところにあります。
昭和区役所にも近いのですね。
7番出口を出てから、歩いて1分ほどでミシュラナさんを発見しました!
ミシュラナさんに到着し、さっそく店内に入ってみました。
引き戸を開けると、「はい、いらっしゃい!」と元気な声が聞こえてきます。
その声の主は、インド北部デリー出身の店主、クリシュナ・クマールさんでした。
店内に入ると、すぐにクリシュナさんのフレンドリーな雰囲気が伝わってきました。
すぐに打ち解け、色々なお話を伺うことができました。
このお店はデリー出身のクリシュナさんと、同じくデリー出身のシェフによって運営されています。
完全にインド人の方による、本格的なインド料理を提供するお店です。
「MISHRANA(ミシュラナ)」という店名は、サンスクリット語に由来しており、「混ぜる」という意味だそうです。
こちらのお店は、日本で採れた新鮮な野菜とインドカレーを融合させた料理を提供し、店名のコンセプトを反映させています。
2023年5月末に開店したばかりで、非常に新しいお店です。
クリシュナさんの許可を得て、店内の様子を撮影することができました。
このお店の魅力の一つは、店主との距離が近く、コミュニケーションを取りやすいことです。
ご飯を待っている間、最近のインドの状況やインド料理の文化について話ができ、普段から抱いていた疑問を解消できた上、新しい発見もあり、学びの多い時間を過ごせました。
なお今回、ランチタイムにミシュラナさんを訪問しました。
ランチメニューは以下のようになっています。
今回私は、1,500円(税込み)の「ミシュラナ スペシャル プレート」を注文しました。
店主のクリシュナさんによると、日進市に農園を持っているそうで、レストランで提供する野菜は自家栽培しているそうです。
それらの野菜は無農薬ということで、健康に良さそうですね!
さらに、チーズも自家製であると聞いて驚きました。
クリシュナさんから話を伺い、食材に対する強いこだわりを感じ取ることができました。
「日本で取れる最もおいしい旬の食材を使って、皆さんに喜んでいただけるインド料理を提供したい」という彼の熱意は、非常に印象的でした。
店主のクリシュナさんと会話を楽しんでいると、前菜のサラダ、ドリンクのマンゴーラッシー、メインのカレーたちが続々と到着しました!
サラダですが、自家農園で採れた野菜(レタス、アボカド、玉ねぎ)、自家製のチーズ(パニール)、ハーブとパパドが盛り付けられています。
レタスとアボカドを一口食べると、その新鮮さはすぐにわかりました。
レタスのシャキシャキとした食感と、市販のものに比べてクリーミーなアボカドの風味が印象的でした。
野菜本来の味が非常に際立っており、化学肥料や農薬を使用していないことが、明らかな味の違いとして感じられました。
またコリアンダーを含むハーブと合わせて食べることで、野菜の美味しさがさらに引き立ちました。
パパドですが、食べ方はいろいろあります。
そのまま何もつけずに食べる方もいれば、サラダの野菜と一緒に食べる人もいます。
またカレーのルーと一緒に食べる方もいらっしゃいます。
そして、下の写真がメインのカレーです。
写真奥に見える丸いパンは、「チャパティ(Chapati)」と呼ばれるインドの主食の一つです。
そのチャパティの手前にあるのは「ダル(Dal)」と呼ばれる、豆を煮込んだカレーです。
この料理は「ダール(Daal)」と言われたりもします。
カレーのルーというよりは、スープに近い一品です。
個人的には、お米と合わせて食べるとより美味しく感じます。
料理について説明しますと、右から「サブジ(Sabji)」と呼ばれるじゃがいもの野菜炒め、チキンカレー、焼きナスのカレー、そして「ライタ(Raita)」というきゅうりを使った料理が並んでいます。
カレーの辛さに関しては、注文時に店主に伝えれば、適宜調整してくれます。
店主によれば、他のインド料理店で提供されるカレーは通常インド人にとって甘く感じるとのこと。
私はそれらよりも、少し辛めに調整してもらいました。
店主さんからの情報によると、最近のインドでは健康面を考えて、スパイスの量を控えめにする傾向があるようです。
日本のインド料理店では、主食にナンが提供されることが一般的ですが、インドではナンよりもチャパティが日常的な主食としてよく食べられます。
私がインドの北部、西部、南部地方、そして西ベンガル地区で旅をしたりホームステイをした経験から言うと、ナンが振る舞われたことは一度もなく、チャパティや米、時には麺類が主食として提供されました。
焼きたてのチャパティは、上の写真のようにふっくらとしていて、外側は少し焦げ色がついています。
これが冷めると、薄くて平たくなります。
ナンは小麦粉を使い、チャパティは全粒粉を使って作られます。
チャパティについては、店主から特に焼きナスのカレーと合わせて最初に食べてみることを推奨されました。
では、いただきます・・・
おお!おいしい!!😊😊
一口噛むと、まず焼きナスの香ばしい香りが感じられ、次いで微かな生姜の香りが顔を出します。
その後、スパイスのピリッとした風味が徐々に口の中に広がっていきます。
外側は香ばしくも、食感が柔らかくもっちりとしたチャパティがカレーの味と絶妙に合わさり、しっかりと濃厚な味わいを楽しむことができます。
この料理はインド各地で若干呼び名が異なることがありますが、一般的には「ベイガン・バルタ(Baingan bharta)」と呼ばれています。
店主の話によると、インドの人は日本に来ると日本の焼きナスが好きになるそうです。
というのも、インドにもこのように焼きナス料理があるからなんですね。
続いて、チキンカレーをいただきます・・・
あ~、これまたおいしい!!!😋😋
チキンはよく煮込まれており、カレーのルーがしっかり染み込んで非常に柔らかいのを感じます。
ルー自体も絶品です。
おそらくトマトと玉ねぎを使っているのかな?
これらの具材は丁寧に炒められており、自然な甘みが引き出されています。
スパイスの効いた風味もあるものの、野菜がその辛さを優しく和らげ、最後にはまろやかな味に落ち着きます。
そしてこのルーがですね、もちもちとしたチャパティによく染み込むんです!
チャパティはカレーのルーを吸い上げ、さらに柔らかく、風味豊かになります。
この食感と味わいが、食べる楽しみを一層増してくれます。
店主は、チキンの品質にもこだわりを持っており、さらなるグレードアップを目指しているそうです。
カレーのルーをある程度残しながらチャパティを楽しんだ後、バスマティライスが運ばれてきました。
バスマティライスは、インドやパキスタンを含むインド亜大陸原産のインディカ種の米です。
炊き上がりがふっくらとして粒立ちが良く、特有の芳香があることが特徴です。
店主の勧めで、まずはダルと一緒にいただくことにしました。
おいしい!!!😊😊😊
一口食べた瞬間、豆のなめらかな舌触りと穏やかなスパイスの風味が広がりました。
ただし辛さは控えめでして、優しい味わいが心地よいです。
バスマティライスのふっくらとした粒立ちが、ダルのクリーミーなテクスチャーと絶妙に調和していました。
米粒の一つ一つが、ダルのスープを吸収して、香ばしい風味と共に口の中で優しくほどける感覚を味わいました。
野菜やスパイスの自然の旨味がリッチな味わいを添え、バスマティライスとの組み合わせが、これ以上ないほどに相性が良かったです。
そして次に、焼きナスカレーと一緒にいただきます!
これも美味しすぎる!!!👍👍👍
改めて思ったのですが、バスマティライスはふんわりと軽やかでありながら、それぞれの粒がしっかりと存在感を示しますね。
焼きナスカレーの濃厚さが、この軽やかなバスマティライスによってバランス良く引き立てられる感じがします。
焼きナスとスパイスの風味が、ライスの粒々とした食感を通じて、より明確に感じられるのです。
チャパティと焼きナスカレーの組み合わせも堪能しましたが、同じ焼きナスのカレーを使用していても、伴う主食の性質によって全く異なる味わいと食感を楽しむことができますね。
チャパティはカレーとの一体感を、バスマティライスはカレーの風味を際立たせる役割を果たしているような感覚がして、どちらも焼きナスのカレーとの相性が抜群でした。
お腹いっぱい!ごちそうさまでした~😋😋😋
胃も満たされ、満足感でいっぱいです。
最後には、インドのミルクティー「チャイ(Chai)」をいただきました。
甘さは店主に相談すれば調整してもらえます。
私は甘さを控えめにしてもらいました。
インドのチャイを久しぶりに飲んで、体が温まり、心が安らぎました。
このチャイ特有の甘い香りは、かつてインドへ旅行した時の思い出を、色濃く蘇らせてくれます。
いや~もう満足ですよ。
しかし、これだけ堪能して1,500円(税込み)ってめちゃくちゃコスパ良くないですか!!??
店主によると、金曜日と土曜日のランチタイムにはビリヤニが楽しめるそうです。
また、今月からはディナーメニューもスタートしたとのこと。
こちらはディナー限定メニューになります。
お会計後、店主は「今朝、この看板をつけたんです」と言いながら、お店の入口に新しく設置されたメニュー看板を見せてくれました。
予約をすれば、下の写真にある「インド風おせち料理」のような特別な料理も用意できるそうです。
店主のクリシュナさんは日本に来て10年になり、日本語がとても流暢です。
食事中に私が持った疑問について尋ねたところ、使用されている材料やインドの家庭での食べ方、食べる順番についても、非常に丁寧に説明してくれました。
その詳しい説明のおかげで、食文化についての理解を深めることができ、とても有意義な時間を過ごせました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
自家栽培の新鮮な野菜と絶妙にスパイスを効かせたインドカレーのマッチングに感激しました。
まるで日本とインドの美味しい調和のようです。
そしてランチを食べ、少し時間が経ってからこのブログ記事を書いているのですが、胃が全然もたれません(胃が重たくならないのです)。
店主によると、変な油やバターを使用せず素材そのもの味を引き出すように調理を工夫しているとのこと。
その結果、食後の不快感がなく、非常にヘルシーな食事でした!
日本の旬の食材を取り入れつつ、北インドの味わいをしっかりと堪能できるミシュラナさんは、グルメな方にもおすすめの場所です。
興味を持たれた方は、ぜひ一度足を運んでみてください!
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