語学で活きる

日・英・中・印尼語を活用し、乱世を生き抜く凡人の備忘録

英文法は薄い参考書で勉強する - 英語に再挑戦する方へ

私は現在、英会話の初心者さん向けに英語を教えています。

多くの生徒さんは中学や高校時代に受験のために英語を学んでいましたが、その後英語を使う機会がほとんどなく、学習した内容を忘れてしまった方が多いです。

そのため、皆さん基礎から文法をしっかり学び直したいと考えており、私は中学1年生レベルの文法から教えています。

レッスンは主に私が作成した資料を基に進めていますが、生徒さんの中には「自分でも積極的に英文法の学習を進めたい」という方もいらっしゃいます。

その際、「本屋やアマゾンで教材を探すが、多すぎてどれが適切か分からない・・・」というお話もよく伺います。確かに、自分に合うテキストを見つけるのは大変な労力です。

私自身も英会話の初心者だった時、適切な文法の参考書を見つけるまでに、それなりにお金と時間、そして労力をかけました。

その結果、英語の参考書マニアみたいになってしまいましたが・・。

さて、生徒さんには、以下の条件を満たすテキストを選ぶことをお勧めしています。

  • 薄くて、軽い
  • 問題が豊富に掲載されている
  • テキストの対象レベルと、終了後の達成レベルが記載されている

私の経験上、これらの条件を満たすテキストであれば、どれも良いのではないかと考えています。

このブログ記事では、なぜこれらの条件を満たす参考書が初心者に適しているのか、そして私がお勧めする文法の参考書を、私の経験に基づいて紹介します。

英会話の初心者さんや、英語の文法を再び学びたい方の参考になれば幸いです。

おススメする文法書の3つの条件

1. 薄くて、軽い

私は生徒さんに、薄くて軽い参考書の選択を推奨しています。

英語学習を始めた当初、私は桐原書店さんから出版されている「総合英語 Forest」や「Next Stage」のような教科書を使用していましたが、挫折を経験しました。

これらの参考書はページ数が多く、その分厚さも相応です。

購入した時は「よし、今日からやるぞ!」と熱量高く取り組もうとするのですが、数日経過すると、参考書を一見するだけで、「これほどの量をこなさなければならないのか・・・」と感じ、勉強に取り掛かる前から気落ちしてしまいました。

参考書を手に取ろうとするだけでも一種の心理的な障壁となり、勉強を始めるのに無意識のうちに抵抗を感じるようになります。このため、勉強がなかなか始まらず、結局は本棚の片隅に眠ってしまうことになりました。

また、ページ数が多いため重さも増し、外出時に持ち歩くのが面倒になることもありました。

このような経験から、勉強を始める際の心理的な障害を最小限に抑え、手軽に始められるような、持ち運びも簡単な参考書の重要性を感じています。

そのため、薄くて軽い参考書を選ぶことを推奨しています。

2. 問題が豊富に掲載されている

英語の習得に成功した人たちに、彼らの英文法の学習方法を尋ねたところ、よく「たくさんの問題を解いた」という答えが返ってきます。

私自身も「習うより慣れろ」の精神で、文法に関する説明はざっと読んだ後、すぐに問題に取り組むことを推奨しています。

間違いは必ず発生しますが、その都度、間違えた理由を考察し、付随する解説を読んで理解を深めることが重要です。

こうした解説も、あまり長ったらしい解説ではなく、ポイントをついた必要最低限の情報を掲載した参考書であることが望ましいです。

また間違えた問題については、何度も繰り返し解くことが大切です(私の場合、最低でも5回は、日を改めて再挑戦していました)。

この繰り返しにより、徐々に知識が頭に定着していきます。

このような実践を重ねることで犯したミスを修正し、文法の理解を深めるアプローチは、文法を会得する上で効果的です。

そのため、解説は必要最低限だが問題が多く掲載されている参考書を推奨しています。

3. テキストの対象レベルと、終了後の達成レベルが記載されている

参考書選びにおいて、どのレベルの学習者を対象としているか、そしてその参考書を完了した際に達成できるレベルが明記されている書籍を推奨しています。

分厚い参考書では、例えば時制の項目において中学1年生レベルから高校3年生レベルまでの内容が網羅されていることがよくあります。

このような構成では、一つの項目を完了するのに非常に時間がかかり、「まだこれだけのページ数が残っている...」と感じ、達成感が得られにくい状況になります。

この状態は、現在地が分からず終わりのない道を歩いているような感覚で、挫折しやすくなります。

一方で、対象レベルが明確にされている薄い参考書では、例えば「この参考書は英検準4級レベルの方を対象とし、終了時には英検3級のレベルに到達できる」といった記載がある場合、各文法項目がそのレベルに応じて掲載されており、内容量も多くなく、比較的短期間で完了できます。

これにより達成感を得やすく、勉強への積極性が高まり、モチベーションも向上します。

このような効果が期待できるため、対象レベルと完了時のレベルが明記された参考書を推奨しています。

私がお勧めしている文法の参考書

私が生徒さんに推奨している文法の参考書は、東進ブックスが出版している安河内哲也先生の「英文法レベル別問題集」です。

私自身、東進に通った経験はありませんが、多くのテキストを確認した結果、この参考書がベターではないかと判断しています。

購入を強制するわけではありませんが、初心者さんには、この参考書が前述の3つの条件を満たしているため、お勧めしています。

学生時代、私はこの参考書を手に取り、英語が苦手であった自分でも理解しやすいと感じました。そして実際に、この参考書で文法を学び、英会話能力を向上させてきました。

このレベル別問題集シリーズは、1. 超基礎編、2. 基礎編、3. 標準編、4. 中級編、5. 上級編、6. 難関編までありますが、生徒さんには「1. 超基礎編」から「3. 標準編」までの3冊で十分だと伝えています。

英会話では受験英語で出てくる複雑な文法がそこまで必要ではないため、私は特にこの「超基礎編」から「標準編」の3冊に焦点を当て、勉強しました。

その後のレベルに関してはテキストを購入すらしておりません。

東進ブックスが出版している安河内哲也先生の「英文法レベル別問題集」

一冊の厚さがだいぶ薄く、そして軽い。
サイズも大きくないので、持ち運びも楽。

助動詞の項目。文法の説明はこの2ページのみ。
しかし抑えるべき必要最低限の内容が載っているので問題ない。

あとはひたすら問題が掲載されている。
解説も必要最低限ではあるが、ポイントをついている。
間違えながら何度も解いて、頭・体に定着させていく。
この助動詞の項目で10問の穴埋め問題と、10問の並び替え問題が載っている。

3項目ごとに、このように中間テストが掲載されている。
これで文法が頭に定着しているか最終確認も可能である。

並び替え問題。

間違えて、何度も解きなおす。

テキストの対象レベルと完了時のレベルが明記されている

このシリーズの「標準編」までの学習で、TOEIC600点程度の文法はカバー可能です。

生徒さんからは「この参考書に載っている英文を暗記するほどやりこんだ方が良いのか?」という質問を受けることがありますが、英文を暗記する必要は特にないです。

文法の理解を深めることが主目的であるため、このテキストを「瞬間英作文」のような使い方は推奨していないです。

私のレッスンでは学んだ文法事項を基に、オリジナルの瞬間英作文教材を用い、実際の日常会話やビジネス英会話で使用できるような英文の作成とその文の暗記を行います。

このような形で、会話中に素早く適切な文が口から出るようトレーニングしております。

最初はスモールスタートで、少しずつ成功体験を積もう!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が英文法の復習を考えている方、英会話の初心者の方にとって参考になれば幸いです。

他の分野にも当てはまるかもしれませんが、いきなり「がっつり」取り組むよりも、スモールスタートで少しずつ進める方が、心理的なハードルが低く、継続しやすいと考えます。

実践を通してたくさんのミスを犯し、間違った箇所を都度修正し、繰り返し解いて知識を定着させていくことが大切です。

このようにして、少しずつ達成感を感じながら、成功体験を積み重ねることが勉強に対しモチベーションを引き出す上で大切だと思います。

なお、今回紹介した参考書や選び方は私の経験に基づいたものです。必ずしも「これが正解!」というわけではありませんので、実際に本屋でご自身で参考書を確認することをお勧めします。

皆さんにとって最適な参考書に出会えることを願っています。

語学学習の道のりを一緒に頑張りましょう!

 

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